戸塚駅から横浜市営地下鉄で一駅、踊場駅そばのおおつ歯科クリニック
2017年09月15日
みなさん、こんにちは。
残暑を感じさせないうちにすっかり秋空ですね。
日曜日にブリッジという治療法のセミナーに参加してきました。
ブリッジとは、歯が無くなったところを補う治療方法の一つです。
両隣にある歯を使って、真ん中の歯を支えるように作るので、ブリッジ(橋)と呼ばれています。
ブリッジを作るには様々なステップがありますが、今回は歯を削る実践的なセミナーでした。
通常のセミナーでは、最初に講義を行い、その後に教わったやり方に沿って実習をすることが多いのですが、今回は朝からいきなり実習です。
まずは何もアドバイスを受けず に、今までのやり方で模型を削ります。
学生時代に戻ったようで、ちょっとした緊張感が楽しかったです。
模型を手に持って削ってもあまり練習にはならないので、マネキンに装着して実際の患者様の口腔内と同じような状態にして削ります。
右上の写真の一番手前の青い白衣を着ているのが私です。
削った歯をCADという装置で読み込んで印刷し、現状の把握をした後、講義を受けます。
その後さらに数回実習と講義を繰り返し、最後にもう一度CADで読み込んで最初との違いを確認しました。
自分の治療を客観的に見られて、とても勉強になりました。
ちなみにマネキンを開けた中身が下の写真です。ちょっと怖いですね。(^^)/
セミナーでのもう一つの大きな収穫は椅子に座った時の姿勢に関してです。
歯の治療では腰を曲げる姿勢が多くなり、腰に負担が 掛かりやすくなります。
椅子に座った際に腰を立ててお尻の骨のでっぱり(座骨結節)と太ももの裏側でも体重を支えると良いと教えてもらいました。
腰の上に上半身が載り、さらにその上に頭が載ると良いそうです。
それを聞いて、以前行ったガーナでは皆姿勢が良かったことを思い出しました。
買い物や水汲みなどで重いものを運ぶ際、頭の上にヒョイと載せて手放しで普通に歩くのです。
きっといつも頭の上にさらに物が載せられるような姿勢を保っているのでしょうね。
腰を立てることは診療に限らず、普段の生活にも応用できそうです。
これからも姿勢よく皆様の診療に励んでいきたいと思います!
おおつ歯科クリニック
大津 晃