横浜市泉区にある、ミムデンタルラボ技工所への見学
2017年04月21日
みなさん、こんにちは。
戸塚駅のひとつ隣り、踊場駅から歩いて2分のおおつ歯科クリニック院長の大津晃です。
今回は当院の技工物を作って頂いている、ミム・デンタルラボへ見学に行ってきたお話をしたいと思います。
技工物とは虫歯などで患者様の歯を削った後に詰める、金属の詰め物やかぶせ物のことです。
歯科技工士という国家資格を持った方しか作ることが来ません。
技工物を作るにはたくさんの工程があります。
まず模型を作り、上下の顎のそれぞれを噛みあわせてからワックスでかぶせ物の形を作ります。
それを埋没材という材料で囲み、炉に入れて700度まで温めワックスを焼却し、さらに高温で溶かした金属で鋳造します。
出来上がった金属のかぶせ物を模型に戻して、咬みあわせ等を再度調整して、研磨をして仕上げます。
20以上の工程すべてを歯科技工士の三村さんが丁寧に手仕事で行っていました。
真空加圧鋳造機などの最新の機械も使用していますが最後の微調整は、やはり人の手によるものです。
噛み合わせや周りの歯との調整は1mmのさらに100分の3という、非常に細かい単位です。
全てオーダーメイドで、これだけ手間暇と情熱をかけて作ってくださることに改めて感謝です。
夕方には三村さん自身が当院に納品と集荷に来て下さるので、顔を見かけた患者さんもいらっしゃるかもしれません。
その時に技工物に関して細かい指示や相談、患者さんの希望などもお伝えしています。
素晴らしい技工士さんに出会えて、本当に良かったです。
三村さん、これからもどうぞよろしくお願いします!!